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2022年5月 無から舞う 女・大・子ども 

無の原姿は、「舞う」という祈りの仕草。




SUIBUN ART「無為。∞。無識」


無は、般若心経で21回。最多頻出の重要文字だ。


無は舞う。一遍はうたう。









漢字「人」の原形である甲骨文字は、ヒトは側面系の造形で、ひとを横から見た形。

抽象的な表現だが、たった二画。されど二画の究極のアイデアだ。


5月は人の正面系~「大」を基調とした文字造形を集めた。

大は、ヒトの正面系。それは偉大なひとのすがたを表現した。称号としても刻まれる。

「舞」…それは壮大な祭祀の仕草を方弗させてくれる。

現代でも御宮では奉納演舞が齋行される。



続くは、蹲踞。いのりの美しい姿。女造形。

そして足のおぼつかない、あたまの大きい子どもの造形。


むらかみすいぶん古代文字Text文字変遷





無の類似造形に、奭、爽、など。

これらは皇后の称号としても刻まれている。



甲骨の無の造形は「舞う」意味を含む。

現代の「舞」の文字は、金文(青銅器に鋳込まれた文字)から分化した。

参考までに↓ 舞 文字変遷 むらかみすいぶん2022



※ 甲骨文Traceした文字造形は圖本P93に掲載→ 無






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