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神の種をどう育てようか。

『神の種』資料本には、祭祀対象として刻まれた神々を厳選しその甲骨文と水分トレースを掲載した。神となる漢字造形を分類し、それぞれの神造形=漢字は赤字で読みやすく掲載した。神々は祟りを引き起こしたり、惠みの雨を降らす。その記録された最古のいのり(※祝詞)が、3400年前の甲骨文として刻まれている。


全182文字の神々は、自然神91文字用例と創造神91文字用例の二つのサークルに分けられる。

原発本と同じく前半「いきとしいけるもの」と後半「人が創造したもの」に分けた。

具体的には、太陽や雲、雨、大地、そして草木や山河、いきものなどの自然神と、

ヒトが生み出したもの。シンボルとも呼べる神具、建築・御宮などに通じる創造神


その発想が現代のわれわれの漢字世界をつくった最初の視点である。

文字のお陰で、聖書もコーランも翻訳を読むことは容易にできる時代である。

もちろん「般若心経」も「大祓詞」も漢字で書かれている。

そのひとつひつの文字の最初のカタチは、

そもそもが祭祀対象としての神々として生まれたものもある。


貴重な文字の資料となった。

「神の種」をもとに、これからもっと多くの原姿の発見に、

出会うことになるだろう。


2023年11月1日 癸亥の日。



宗教利用、政治利用、戦争利用、御断り!


 我が国の山といえば、それは瓦礫の山やバッテリーの山ではなく、単なる自然の山をさす。登山をすれば「山のかみさま」に出会い、海のちかくでは「川のかみさま」を祀る。われわれ民族の何気ない行為を、ガザ地区の子ども達は不思議な目でみるかもしれない。あらゆるところに、それぞれのかみさまがいる。しかも、たくさんいる。列島はいろいろな「かみさま」であふれている。

 環境はやむ負えない。生まれる場所は選べない。致し方ない都合により、唯一無二のGOD(※一神教の神的なもの)を生み出さなくてはならなかった厳しい環境もある。しかし人種や國境やイデオロギーの単位で分断が加速し、この地上の恵みも破壊され続けている今、自然と闘って勝つために、壁を立て、排除し、挙句、人間が人間を殺すことが許されることはない。

 運が良くも、恵まれた土壌があり、豊かな自然の恵みを享受することができた東亜細亜の環境は、共存の道を模索して選ぶことが可能であった。原点の風景を甲骨文字が語っている。それは食べる為に殺し、生きるために一時的に自然に手を加えても、そこには常に「畏怖の念」があったということ。循環する自然のエネルギーを感じ取り、かならず必要最低限の「手入れ」を施して持続させてきた。そこに「いのり」があった。

 恐ろしいのは未だに、原発は人類の英知であり、技術がそのうちカヴァー為てくれるという盲信。2011年3月11日から十数年を経ても何も処理することができていない。まだ気づかないフリをしているのか。「大祓詞」は大海原が飲み込む「畏怖の世界」が壮大なスケールで画かれるが、古代の平安びとも現代人の想像力の稚拙さに絶望するだろう。薄めて流せばいいなど「大祓詞」には、どこにもよまれていない。西洋科学の方便と、人間優位の過信は「いのり」を棄てた人間の愚かさの象徴である。ちっぽけな人間の愚かさや弱さを、目を背けずに受け止めなければならない。ささやかでも身近な自然から回復する試みは行われているが、本質的にはシステムの根本からメスを入れなければならないだろう。文字の原点もその重要なひとつとなる。


 亡くなった祖先ではなく、ヒトが生きたまま神になることも本来はなかった。歴史はその過ちを何度も繰り返してきているのに。。。自然との共存を忘れたケモノぼど凶暴なケダモノはいない。ヒトがヒトを標的にして、同じ生き物同士(人間が人間)を殺すという悲惨な戦争を繰りかえされている。

イスラエルとガザの件で、イスラエル人のユヴァルハラリがインタビューに答えていた。

「未来にどんな種をまくべきか」と。



争いの種を播いてはいけない。


目の前にだけ見える虚構の花に惑わされることなく

ほんらい、そこにあった希望の種を何度でも植えよう。

見えなくても、根っこは深く張っているものを確かめて。


そして、

これから更に「種」をどう育てるのか。

古代の風景を持つ漢字を知るわれわれは

そのたくさんの種を造形として描くことができる。


その集まりは、文字構造となり人々の言葉になる。

おもいや思想がシステムを構築していく。

その文字と文字は互いに刺激しあい。

いくつもの円を描く。直線ではない。

右肩上がりに、数字が増えたりしないし、減っても一喜一憂はしない。

それらは循環するのだから。




そこに畏怖の念はわすれてはいけない。

種を植えても風雨にさらされ自然の脅威に立ち尽くすこともある。

しかし排除や差別、負のループや悲しみを循環させてはならない。

だから、手入れもわすれてはならない。


暦は12造形が巡る物語。われわれはほんらい、循環する共存を選択し、

その祈りは、文字造形に込められていた。

かつての豊かな土壌があり、地面と向き合って刻んだ文字があった。

あらゆる場所に畏怖する対象があった。


文字は知っている。

circleは続く。。。

3400年の綴れ織り。


すでに我々の中にあるもの。


神造形に関連する記事

<申考>


申考1 百神。そもそもの『神』造形。 2023年11月11日 癸酉の日。

そもそも神(現代漢字の「神」)という文字は甲骨文字には、まだない。



 

申考2 亡くしたもの。失ったもの。[倒木祭祀]  2023年11月21日 癸未の日。

亡くしてしまった。失ってしまった文字を、亡失文字(ぼうしつもじ)という。



 

 













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