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最期の日。癸卯年→甲辰年へ。

2023年12月31日 癸亥の日 最後の日。癸亥に日→甲ね年の日。大循環の分岐点。甲骨Calendarの見方。


十干十二支(じっかんじゅうにし)は10(十干) と12(十二支)の60日(甲骨文)で一巡する。

十干(じっかん)の最期の10番目は、暦では甲~10日目の癸(みずのと)の日となる。


旬(しゅん)は10日間を意味する。現代でも上旬・中旬・下旬という区分けがあることは3400年の年月をおもえば感慨深い。癸は十干の最期であり旬のしめくくりでもである。甲骨文では次の10日間の安寧を祈願するために祭祀用例文が多い。SUIBUN甲骨カレンダーでも癸の日を、次の10日間への締めくくりとして強調している。またこのブログでも「癸」の日に限り、日記を公開し掲載することにしている。



2024年は甲辰(きのえたつ)。あたらしい十干のスタートとなる。偶然か必然か、2024年1月1日元旦は甲ねの日。あたらしい60日間のはじまりでもあり、さらに2024年3月1日も甲ねの日となる。1月1日の甲ねがはじまり、3月1日にも甲ねで、次の世界がはじまる。1月1日からの60日間。3月1日からの60日間。創造と破壊の辰のチカラは、世界を振るわせて、また別の自然を生み出すこととなるだろう。


干支は、卯年から辰年へ。分けあう神饌(卯)から、想像する石(辰)へと続く。時は進む。創造の年に向かっている。十二支の流れは教育と祭祀の循環を繰り返す。分け合うことを学んだ次に、自然物から創造する技術を啓く時に向かう。サピエンス史の流れでは、食物を分け合い石器を創造するということ。


卯年の今年は、どうしても分け合いたかった「十二支の發想」を奉製することができた。干支暦がかけがえのないものであるということと、その謎の文字を探究する渾身の資料である。卯年に「十二支の發想」を分け合えたことは大きな収穫であった。その先にはマンダラサークル考察。十二支まんだら対角考察を見れば「卯」の発想はより明確化する。






卯の対角に酉があり、十二支のヨコの絲は神饌(卯)と御神酒(酉)で、饗食の大切さを造形で伝えてくれる。神道的な意味としては直会(なおらい)である。


マンダラサークルは直線に進む西暦と異なる循環する時の発想。

円まどか成る弧を描き、調和の中で我々の時間は育まれるのだろう。





●甲骨Calendarの見方

むらかみすいぶん甲骨カレンダーには必ず、癸を赤くして強調させている。

おそらく世界で、このカレンダーだけであろう。

7DAYでもなく、方便大安でもない、本当に大切な旬を安寧に過ごして欲しい。


癸の日は、次の10日間へ、まどかなるイメージを描こう。

同じ時はないが、いつだって再生することができる。かけがえのない好循環を!








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