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太陽と泉と虹
- むらかみすいぶん
- 2024年6月27日
- 読了時間: 2分
2024甲辰 6月28日癸亥
「創造の石」カレンダー制作雑記01 4月「日月有食」
太陽と月について、思惑をめぐらすことはおもしろい。
考えても悩んでも、尽きることがないテーマである。
太陽が月を食べたのか
月が太陽を食べたのか
そして、いつだって承諾をもとめる。
諾は若となる。その若さは太陽と月を感じることで保たれるのだろう。
あなたのなかに太陽があり、そして月がある。

「創造の石」カレンダー制作雑記02 5月「泉祭」
原姿の「原」は「泉」と同源文字である。
その巌の隙間からあふれ出る水が、なぜここまで美しいのだろう。
石を穿ち、大地を揺蕩う。めぐるめく「絙(かん)」の源へ、火の祭祀(燎)を齋行する。
水と火は、深遠な世界を創り上げた。それが人の身体の中にもある。
おいしい水をのみましょう。たった3日で生まれ変われるのだから。

「創造の石」カレンダー制作雑記03 6月「出虹物語」
河の水を飲む二頭の龍は、3400年前の創造力の産物である。
空には面母、雲は東の川面を照らしている。
壮大な架け橋に畏怖の念を感じるから、祟有りと刻んだ。
科学を越えていることを、奢らず謙虚な姿勢を人類は、たった数百年で忘れてしまったのか。

古代人の感受性に敬意を示そう。世界は美しい。そして残酷だ。
なにも怖がることがないのは、その畏れを受け止める覚悟があるからである。
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