

尾 文字変遷 生(は)えるんだもの。
尻尾の生えた人間の造形を、 なぜ古代人は刻んだんだろう? 鳥山明先生の悟空のような比喩表現か? それとも古代祭祀の装飾か。 金文の用例は1例のみ掲載したが、「尾」ではないかもしれない。確実ではない。 楚、秦に至り甲骨文字「尾」の造形と同じ文字が出現した。 甲骨文の文章(圖本P071掲載) 「有尾」「侑尾」どちでも解釈ができる。 「尾(人に)が有るか」「尾(神?)に侑めんか」 あなたなら、どう読み解く? 毛は大事。スサノオだって→須 筆はいきものだ。地面との摩擦から書芸術は生まれる。 やわらかいもの。かたいもの。 しなやかなもの。反発する弾力のあるもの。 そして筆の毛を洗う。 一本一本が集まって、先っぽは命毛ともいう。 丁寧に命と毛に、向き合う時も。 まつ毛から尻尾まで、日々生まれ変わるから。 生きているいじょう、大切なものは常に生え、かわり続けていくもの。 最後に、水分アートブック掲載の「尾」まんだら↓ 生えてくるもの がテーマ。 け、角、羽。この生え変わる生命力を、古代人は見逃さなかったのだ。


永遠なのか。ほんとうか。
永 甲骨文字~文字変遷2022むらかみすいぶん


4月はじまり甲骨カレンダー(2022)
4月はじまり~
2022年(壬寅)の甲骨カレンダー&スケジュール
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暮らしの中に、もうひとつの原姿の発想を。
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木々の間の根源(屯) はじまりの春
人間はいつも過ちを繰り返し、そして学び、また繰り返す。
春があってよかった。