009 井 甲骨文字365

平成31年1月9日(水曜日)20190109太陰太陽暦1204丙午43

原姿力発想009井

「形態」や「形」こそが自然と人間の間をつなげるすべての仮説のカギを握っている。~ホワイト「形の冒険」より。

お宮に関わる文字。宀、□、井、造形的な視点、今日は、この文字をみていこう。せいせいせ~い!

【井】[丼]

[音]セイ・ケイ[訓]いど・いげた

甲骨文字の形は、水を汲む井戸の枠のかたち。丹をとる丹井のかたち。首や足にする枷(かせ)(刑罰関連文字)のかたち…など諸説あり。

甲骨文意からは、井という国名が刻まれている。

井(地名)の出身の女性(婦井)がみえる。

女性の妊娠や、子どもの有無を占う甲骨は多い。少子化問題、女系天皇等の継承問題など、現在にも通じる後継者問題、3600年前の国も同じ悩みを抱えている。重要な未来への占いだ。

<合181>婦井、妊娠するに嘉であるか。

甲骨文実物のトレースには、武丁の后:婦井(女)、そしてもうひとり重要な婦好の二人について、子どもについて占った占卜甲骨文が多く存在する。<合13931>

女井と婦好も二人ともが刻まれている!甲骨文字を分類すると婦某と、婦を冠につけて呼ぶ女性の名称は、ほかの文字分類より多く100以上の数の女性が刻まれており、王婦人の出身地と「女」について占う文章もたいへん多い。

代表的なのは婦好という女性で、殷墟安陽(甲骨発見地)に婦好の墓陵が、盗掘もされず発見されてる。この墓は大変貴重なものである。夫人の権威の強さも同時に証明された。

 ギリシャ神話のアテネや、日本神話の天照のように、時には戦闘行為も行ったことが甲骨文にも刻まれている。<安陽殷墟 婦好像>は手に武器を持ち、鎧をまとった凛々しいお姿!

<番外編>○夫妻と男女 造形思考

男と女は対の概念でない(夫と妻が造形的には対である)男性は田圃と耜の象形。女性は身体ぜんたいが描かれている。言挙げするまでもなく男尊女卑はのちの語。甲骨文で女性がいかに大事な存在であったかがわかる。

また、王の妃のひとりである婦井が、年(みのり)を占う卜辞<合9968>第一期がある。婦井に黍の年(みのり)があるかどうか、古(貞人)が占った。

時に商(殷)王朝に敵対し、井方と呼ばれた甲骨文が存在するが、「某方」は、敵対勢力でもあり、身内でもある可能性が高い。親族や家族の争いこそ卑劣なたたかいとなる。1期で身内であった井の国は、時をへて代替わりをして身内から反旗を翻す側になったのではないか。国家だって「ひと」のもの、家族の不和は世紀の一大事なのである。<合1229井方>

井については、まだまだ「せいせいせ~い」SAY!

追って更新させてください~。造形的に立体感をもたせて刻む意味も気になる。

甲骨文字の、文字の大きさは小さい。「形態」や「形」~5mm程度の小宇宙(骨に刻まれた)その自然と人間の間には何がある。

見てきたもの聞いたコト

今まで覚えたぜ~んぶ。でたらめだったら面白い!

  ブルーハーツ「情熱の薔薇」

仮説を立てなければ、指先は振るわない。

「甲骨文字の冒険」は、始まったばかり!

原姿力発想009井 了。

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