048 工 甲骨365
- むらかみすいぶん
- 2019年2月17日
- 読了時間: 1分
平成31年2月17日(日曜日)20190217太陰太陽暦0113乙酉22
原姿力発想048祭祀17 工

工とは何か?北魏ぎゅうけつ、気合で刻む。その「匠」の技。
歪に見える拓本も、刻んだ後をなぞれば、彼の本気度が見えてくる。

深いところ、見えない大事なものを見つめたい。そして、高野山で手に入れた空海翁の<独鈷>を手にして考察する。
空海翁は、何のために、工するのか。
工する目的。使命。
モノに命が宿り、大切な世界を構築すること。
踊らされる現代人には喝を入れる、ニンゲン空海の創造だ。

工とは何か。
甲骨文Trace、まるで発破をかける。それは掘削工事?ダイナマイトか、、、

甲骨文では文字がシンプル化されるのが多いが工は下に□が刻まれている。
また、工典と刻まれていることから、祭りに奏上する典籍であることもわかる。

祭祀においても、お宮の保護するためにも
職人たちの匠の技が重要である。
そして空海が手にしているもの。
この独鈷が「工」ではないか!?
神職でいえば「笏(しゃく)」
「工」は何千年を経ても、良いものをつくる。

良工先利其刀
能書必用好筆
刻婁隋用改刀 金婁
臨池逐字變筆
良工は先ず其刀を利くし
能書は必ず好筆を用う
刻と婁と用に随って刀を改め
池に臨めば字を逐って筆を變(か)う
空海「春宮献筆啓」
空海の言葉 空海 言葉の輝き
原姿力発想048祭祀17 工






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