西暦2035年は乙卯。 なにを分け合うか。
2023年は卯年であった。 2024年3月4日は卯の日である。 そして2035年にまた卯の年が繰り返される。 12造形:対角Circle考察においては、「卯」と「酉」はヨコのつながりで呼応する。 卯は分け合うこと。酉は御神酒での直会。ともに生活の「饗食」と祭祀の「饗食」を表...
寅 その3 弓と恒常性。
寅造形とは直接関係はないが、矢(寅)とともに、かかせないのが「弓」である。 弓矢の技術と共に、弓のもつ神具としての効果は、特別な発想の源を生み出している。 弓という神具そのものの造形に少しのラインを加えただけで「引く」と言う造形ができる。...
寅 その2 矢関連。大谷翔平エレクトロ
前述の畀(吉祥)は特殊な矢であり、祭祀用語としての意味をもったが神具としての矢は別に、具体的な道具であり、かつ実用的な矢でもある。 人類が他の動物と異なり700万年をかけ、地球上で歩んできた痕跡はとても興味深い。石器や考古学的資料、そのデータが分析されることによって、そのつ...
西暦2034年は甲寅。 呼吸と技術。
2024年3月3日は丙寅。 西暦2024年の年は甲辰で、 10年後(西暦2034年)も、十干は甲(きのえ)甲寅となる。 甲は10年間(10日間)の卜旬のはじめの干支である。 寅から始まる10年に呼吸を整えねらいを定める。...
丑 その3 右と左。書風五期区分。
丑造形考察の補足として。左右、書風五期区分、書道史、指帰、筆ほか。 指先のもつ仕草の美しさは、あらゆる芸術に共通する。 筆を持つ手首の軌道、弦を弾(はじ)く指先の奏(かな)で、その手と手が生み出す世界は広がりつづける。 書画藝術、演奏など、多くの物語を紡ぎ、感動をともにして...
02丑2 祭祀と建築。
丑造形を要素として含む文字が幾つかあるが、中でも重要な2つの文字を見ていこう。 1鬲+丑=徹 2對〔対〕 1徹(てつ)それは、とおること。下上徹示というお宮の中での祭祀作法の丁寧な仕草。 2もうひとつは、外壁を建造するという職人的な手捌き。...
02丑1 指先まで未来。仕草と所作。
2024年3月2日は乙丑の日。西暦2033年は癸丑。 指先の仕草と所作。 十二支2番目の「丑(チュウ)」は、指先に力を入れて曲げた手の造形。わずか2画の線〈ライン〉で構成された手(又)造形をベース〈基本型〉として、その手の先に短いラインを付け足して構成されている。...