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申考1 百神。そもそもの『神』造形。

2023年11月11日 癸酉の日。

そもそも神(現代漢字の「神」)という文字は甲骨文字には、まだない。



「申」造形は十二支の9番目の造形。


『神』の文字要素としては

「申」+「示」=『神』である。 


甲骨文において「申」は十二支の9番目として刻まれ

「示」は、神を数える助数詞(または祭祀対象としての神そのもの)として刻まれている。


「申」は自然現象である「カミナリ」を象った造形である。


では、いつ「神」造形が現れたかといえば、

のちの金文に「百神」と鋳込まれているのを確認できる。


「十二支の発想」収録 神の文字の考察。水分トレース(金文)


最初に金文として鋳込まれた神は複数形であった。

祭祀対象としての百の雷(カミナリ)である。雷を象った文字「申」であるから、

自然現象である「カミナリ」がひとつなわけがないのは当然のことだろう。


現代科学の方便でも「カミナリ」はいつどこでどのように発生するのか。

完璧に把握することはできない。

真摯な研究者は「カミナリ」の原理にはまだ謎が多いという。。。

わからないことだらけだ。


その「申」雷を司る自然現象に、人間が創造した神具「示(※案)」を加えて創造された。

「示」は神道祭祀でいえば案(あん)である。神前に配置する祭祀用の机。

その基本となる案「示」の台座下部を、更に頑丈にしたものは「帝(※強力な示)」なる。

しっかりとした案である「帝」は、甲骨文において確認できる最も最上位の祭祀対象でもあった。

※帝=大きくて頑丈な案を象った造形。


「神の文字変遷(好循環サピエンス仮説・むらかみすいぶん)文字変遷メモ」


我が国のかんながら道(神道)では、案を丁寧な所作であつかう祭祀作法がある。

両手でしっかりとつかみ、呼吸を整え体幹を崩さずに保ち、平衡に運ぶ所作である。

そして神具(示や大きな案:帝)の前で祝詞を奏上する。神前に配された案は、

そのもの上部の供物を含め、畏怖の念が宿る。


漢字造形の中にはすでに神々がいるのだ。



             申まんだら「十二支の發想」収録。



その神々の原型をまとめたのが「神の種」甲骨文字Trace資料である。

第二部のサークルは創造神として「示(帝)」造形を中央にして波紋サークルを描く。





ヒトが生み出した最初の神々。神具(示)は、神を数える。二示、三示~二十示などなど、

祖先神は増えていくから、まつる神々の数も増えていく。


我が国でいえば「柱」である。


西洋の一神教とはまるで違う。

GOD=神と訳したことで、会話上はわかりやすくなるが、かなり中身は異なるもの。

東洋の神々や、列島の神々。古事記上巻にも多くの神が出現する。

その神を表記する名も、文字である。


文字には、その初期段階において畏怖の念が宿っている。よって神聖文字と称されることも多い。

漢字は連綿と繋がっているのだから、本質的にはいにしえから、忘れることも、失うこともない。

確かに歩み始めた人類の古代の風景がすでに、ここにある。


しかし現代人は無自覚である。書埶は小手先の隋唐ものまね落書きになり、漢字教育は浅はかなコミュニケーションを促す。篆刻は権威的な古い考えを刷新できていない。日本の文化芸術の皮をかぶった組織やマニュアル、そのシステムは燦燦たる現状である。そこには未来を切り開く、後代に継承すべき表現はない。

人類のはじまりからの逃避、そして絶え間ない断絶である。


アニメと漫画、そしてAlphabetがあれば世界は回る。

この地球上では東亜細亜という大陸、半島、そして列島はいずれ沈没していくのか。

なにより、わが國の日本人が「無自覚」であることがかなしい。

われわれは文字は、すでに古代の記憶をもっているのに。。。




追伸:左から

 落ちるトイレットペーパーの軌道

 Beatles古代文字:PS.I Love You

 かみなり






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